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海外
2016年8月31日
ガーナ国東部回廊架橋事業詳細設計調査
1.外観図(CG)
2.橋梁等諸元
発 注 者 | 独立行政法人 国際協力機構 |
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架橋 位置 | ガーナ国大アクラ州ボリボ地区及びボルタ州ドュフォールアディドメ地区 |
橋 長 | L=540m(中央径間長280m) |
有効 幅員 | B=16.3m |
上部工形式 | 鋼床版斜張橋 |
下部工形式 | 壁式橋脚(主塔)、パイルベント式橋脚 |
基礎工形式 | 直接基礎(主塔)、杭基礎(橋脚、橋台) |
設計 工期 | 2014年5月 ~ 2016年8月 |
3.概要
ガーナにあるボルタ川は、日本の全国土面積を上回る流域面積をもち国土を大きく分断している。計画された東部回廊は、中央回廊、西部回廊と共に、国際幹線道路としての重要な機能が期待されているが、位置的にこのボルタ川を渡河する必要があった。架橋位置の流路幅は約500m、最大水深は8m以上に達しており、橋梁形式としては、河川内の橋脚数を最小限にできる鋼3径間連続斜張橋が選定された。中央径間長は280mで、道路示方書の適用範囲を上回る規模となり、学識経験者を交えた設計作業が行われた。また、日本の技術を最大限に活用して高耐久性とコスト縮減を図るべく、SBHS鋼材、高耐久性鋼床版、鋼管矢板締め切りなどの最新技術を採用している。
本事業は、橋梁整備の他に料金所2箇所を含むアプローチ道路及び日本の道の駅の考え方を取り入れた休憩施設整備(写真右下)が含まれており、2021年度中の着工を予定している。