実績

structure

2004年9月30日

第二東名高速道路 芝川高架橋

平成15年度 土木学会田中賞受賞!

本橋梁は、第二東名高速道路が急峻な山岳部を通過する箇所に計画されたPC5径間連続高架橋です。上部工、下部工に最新の形式、工法を採用し、その橋脚高は最大で 83mに達し、第二東名高速道路で最も高い橋脚となっております。
弊社は、本橋のような高度な設計技術が要求される橋梁設計をはじめ、構造物計画・設計に関わる全般のお手伝いいたします。
なお、本橋梁は平成 15 年度の土木学会田中賞を受賞いたしました。

1.計画概要

橋長 461.0m
支間割 68.5m+3@108.0m+68.5m
有効幅員 16.5m
橋梁形式 PC5 径間連続箱桁
上下部結合方法 免震構造
上部構造 ストラット付きPC1箱桁構造(ワーゲンによる張出施工)
下部構造 鋼管コンクリート複合構造(最大高 83m) 基礎構造:大口径深礎杭(最大φ12.5m)

2.技術的特徴

本橋梁は、その架橋位置が急峻な地形となるため、基礎および下部構造を極力小さくする必要がありました。
このため上部工は張出床版部に斜めストラットを配置した「ストラット付きPC箱桁構造」とし、箱桁部分の幅を小さくすることで、上部工自重を軽減できました。また、上部工軽量化と箱桁幅縮小により、下部工、基礎工寸法の縮小を可能にしました。この「ストラット付きPC箱桁構造」は我が国では施工事例がなく、国内初となりました。
また、下部工には「鋼管コンクリート複合構造」を採用し、下部、基礎寸法を 50%程度縮小することが可能となりました。仮支柱として先行建て込みした鋼管杭を使用できるため、新たに支保工を設置する必要がなく、施工性が向上しました。

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