実績

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2016年6月21日

洪水浸水想定区域図の作成

~水害による被害軽減のために~

洪水浸水想定区域図は、洪水時の円滑かつ迅速な避難の確保や人的被害の軽減を目的として河川管理者が作成・公表するものです。
平成27年度の水防法の改正により、これまで想定していた計画規模と同等の降雨でなく、近年の局所的集中豪雨の発生や地球温暖化の進行、水災リスク情報の重要性から、「想定し得る最大規模の降雨」を対象に、浸水区域や浸水深を算定することとなった。
また、近年の避難として、「屋内避難(垂直避難)」も高齢者対応として考えられるため、破堤・越水時の掃流力や河岸侵食の危険性を考慮し、「家屋倒壊危険ゾーン」も設定することとなった。

1.これまでの浸水想定からの改訂内容

国土交通省では平成27年度の水防法改正により、浸水想定区域図作成マニュアルの改訂を行った(洪水浸水想定区域図作成マニュアル 第4版)。

【主な改訂内容】

  • 想定最大規模降雨を上回る外力への対応
  • 家屋倒壊危険ゾーンの設定手法の改善
  • 排水施設稼動条件の詳述
  • その他の外力による洪水浸水想定区域・浸水深の設定の追記
    など

2.業務検討フローとモデル概念

3.検討概要

1.降雨の想定
 

浸水想定区域図を作成する河川ごとに、想定し得る最大規模降雨のハイドログラフを作成します。

2.破堤地点の想定

 破堤する地点を複数個所想定します。
 破堤地点は、流下能力の小さい箇所及び重要水防箇所などを想定します。

3.氾濫シミュレーションの実施

地盤高や排水条件など、現地状況を考慮した解析モデルを構築します。
 また、氾濫シミュレーションは氾濫想定地点ごとに実施します。

【モデル構築イメージ図】

4.洪水時家屋倒壊危険ゾーンの設定

洪水時に、屋内にいると命の危険がある区域を「洪水時家屋倒壊危険ゾーン」とします。
 ●洪水氾濫時:河川堤防の決壊又は洪水氾濫流により、木造家屋の倒壊のおそれがある区域
 ●河岸侵食時:洪水時の河岸侵食により、木造・非木造の家屋倒壊のおそれがある区域

【洪水時家屋倒壊危険ゾーンの設定例】

5.その他の外力条件

以下に示す、降雨規模を目安に浸水解析を実施します。

 ①中頻度(100年に1度程度)の降雨規模
  (年超過確率の目安:1/200~1/80)
 ②中高頻度(50年に1度程度)の降雨規模
  (年超過確率の目安:1/80~1/30)
 ③高頻度(10年に1度程度)の降雨規模 
  (年超過確率の目安:1/30~1/5)

  • 中頻度(100年に1度程度)の降雨規模
      (年超過確率の目安:1/200~1/80)
  • 中高頻度(50年に1度程度)の降雨規模
      (年超過確率の目安:1/80~1/30)
  • 高頻度(10年に1度程度)の降雨規模 
      (年超過確率の目安:1/30~1/5)

6.浸水想定区域図の作成

氾濫想定地点ごとの浸水区域を重ね合わせて、浸水想定区域図を作成します。

4.業務実績

過去の業務経験を活かし、納得いただける成果を提供します。

■複数での自治体で、実績有り。

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