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「道の駅」第3ステージへの対応
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「道の駅」は平成5年に初回登録が行われ、令和2年3月で1,173駅が整備・登録されています。初期の頃(第1ステージ)は『道路利用者のサービス提供の場』としてスタートしましたが、その後(第2ステージ)は『道の駅自体が目的地』となり、また、大規模災害時には防災拠点として機能する事例も見られ、時代とともに役割も進化し、今日では年間利用客は2億人以上となっています。
国土交通省では2020年~2025年を道の駅第3ステージと位置づけ、『地方創生・観光を加速する拠点』及び『ネットワーク化で活力ある地域デザインにも貢献』をコンセプトに、“「道の駅」を世界ブランドへ”、“新「防災道の駅」が全国の拠点に”、“あらゆる世代が活躍する舞台となる地域センター”の3つを目指す姿として取り組みを進めています。(右図参照、出典:国道交通省HP)
当社では、これまでに培った道の駅の基本計画や設計実績を活かして、地域に貢献できる「第3ステージ道の駅」の整備のお手伝いをいたします。
1.道の駅による地域振興・世界ブランドへ
道の駅の本来的な機能は、休憩機能・情報発信機能・地域連携機能の3つですが、これらの基本的機能に様々な工夫を凝らし、魅力度の向上や集客の仕掛けづくりをすることで、地域の認知度やイメージアップ効果が得られ、地域活性化や観光振興を図っていくことが可能となります。
第3ステージの道の駅ではインバウンド観光拠点を目指しており、案内サインの多言語化対応や、付加価値の高い観光周遊を図るため、周遊観光ルートの検討が大切です。
また、観光と交通は密接な関係にあることから、交通手段と観光施設の情報をまとめて提供するサービス(観光MaaS※)の導入を目指していく必要があります。
2.新「防災拠点化」による安心の提供
既存の道の駅が災害発生時に防災拠点として機能したことから、ハード・ソフトの両面から計画的に防災機能の強化を図ることが求められており、具体的な取組目標は以下のとおりです。
- 道の駅のBCP(事業継続計画)の策定 → 直轄道の駅:3年以内、地方の道の駅:5年以内
- 防災道の駅の整備 → 大規模災害時等の広域的な復旧・復興活動拠点:各都道府県に1~2箇所
「BCP」については、地域防災計画に位置付けられた道の駅が対象となり、「防災道の駅」については、都道府県が策定する広域的な防災計画や新広域道路交通計画に位置付けられた道の駅が対象となります。「防災道の駅」は大臣認定がなされ、交付金等で重点支援があります。
3.業務実績
これまでの豊富な経験を活かし、計画立案から設計・運用まで対応します。
設計・完成済み
- 埼玉県 吉見町「いちごの里よしみ」
- 埼玉県 横瀬町「果樹公園あしがくぼ」
- 埼玉県 花園町「はなぞの」
- 兵庫県 養父市「ようか但馬蔵」
- 京都府 南山城村「お茶の京都 みなみやましろ村」
- 京都府 南丹市「京都新光悦村」
防災化計画等
- 道路施設整備検討業務(関東地方整備局 甲府河川国道事務所)
- 道の駅防災拠点化検討(東北地方整備局 湯沢河川国道事務所)
- 京都府 京丹後町 「道の駅和」(近畿地方整備局 福知山河川国道事務所)
- 和歌山県 海南市 「海南市道の駅」(近畿地方整備局 和歌山河川国道事務所)