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クルーズ業界誌等による国内外のクルーズ市場の動向整理

弊社では、国内外のクルーズ市場の動向を詳細に把握するために、各船社の公表資料やCLIA(クルーズ船社国際協会)資料、クルーズ専門誌などの多様な媒体から情報を収集し、クルーズ市場動向を取りまとめます。また、新造船の発注動向については、専門誌からの情報を収集し整理します。さらに、海外港湾に関する情報は、各港湾の公表資料や海域ごとの港湾組織から情報を収集し、港湾の取り組みなどの市場動向を整理します。これにより、現在および将来のクルーズ港湾の開発に関する市場動向を包括的に取りまとめることが可能です。弊社のサービスは、信頼性の高い情報を基にした市場動向の分析を提供し、クルーズ船の誘致をサポートいたします。

クルーズマーケット・産業動向等に関する
セミナーの開催

クルーズ船の受け入れには、行政を中心とする港湾関係者だけでなく、交通事業者や商工会議所、観光事業者など、さまざまなステークホルダーが関与しています。特に行政関係者は数年で担当が交代することが多いため、新任のクルーズ担当者は「クルーズ」について一から学ぶ必要があります。さらに、複数の寄港地で構成される国際的なクルーズネットワークでは、海外のクルーズ市場の影響が自らの港湾にも及ぶため、国際的なクルーズ市場の動向を理解することが重要です。
弊社では、クルーズ受け入れ協議会などで、クルーズに関する知見や技術、市場動向などを紹介するセミナーを開催しています。このセミナーを通じて、関係者の皆様が最新の情報を得て、効果的なクルーズ船受け入れ体制を構築できるようサポートいたします。

AISデータを活用した
船舶動静ネットワークの計測

クルーズの旅程は、発着港と複数の寄港地からなる国内外のネットワークで構成されています。船社ごとの配船・寄港戦略を把握するためには、港湾単位ではなく旅程全体を分析することが重要です。弊社では、AISデータを用いてクルーズ船の動きをネットワーク単位で分析し、マーケットを俯瞰することが可能です。これにより、クルーズの配船・寄港戦略を詳細に把握し、効果的な対応策を講じるための情報を提供いたします。

クルーズ船社や旅行代理店等の戦略の分析

ポートセールスのターゲットとするクルーズ船社や旅行代理店の戦略を把握するためには、各社の公表資料を精読するだけでなく、実際に個別訪問してヒアリングを行うことが不可欠です。直接対話を通じて得られる情報は、より精度が高く、具体的な戦略の理解に役立ちます。弊社では、国内外のクルーズ関係者との豊富なネットワークを活かし、こうしたヒアリング調査を効果的に実施する体制を整えています。具体的には、調査票の作成や仮説の立案、そして当日のヒアリングの実施まで、包括的なサポートを提供いたします。

船社へのポートセールス戦略の策定

ポートセールスを効果的に実施するためには、港湾施設の現状や二次交通の状況、観光資源のポテンシャル、そして周辺港湾の立地状況を評価が必要になります。これに加えて、これまでの寄港船社や船舶の実績も考慮します。これらのデータを基に、ポートセールスでターゲットとする船社や船舶、また旅客の国籍、年齢、嗜好などを設定します。ターゲットが明確になったら、次にポートセールスに必要な広報媒体を選定し、各媒体に合わせた資料(パワーポイント、動画など)を作成します。これにより、ターゲットに対して効果的なアプローチが可能となり、ポートセールスの成功に繋がります。

オフィス訪問や海外でのイベントの開催

海外に出向いて船社に直接ポートセールスする方法として、船社のオフィスに訪問する方法や海外でイベントを開催する方法があります。前者の方法は、ターゲット船社のキーパーソンを選定して、アポイントを取って、実際に海外の船社のオフィスを訪問してプレゼンテーションを行います。対面で話ができる一方で、一社ごとに訪問する必要があるために時間とコストがかかります。一方で、後者は海外で開催することで、複数の船社を一度に招へいすることができます。

国内でのFAMツアーの開催(船社幹部の招へい)

海外クルーズ船社の幹部等を自らの港湾に招へいして、港湾施設のチェック及び確認に加え、観光地や探検型観光、商業施設等を紹介することで、クルーズ船を誘致することが可能になります。弊社では、海外船社に対して、Shore Excursions & Port Operationsの担当者を中心にFAMツアーへの参加を要請するところからはじめ、旅行代理店等と連携し、航空券や宿泊先の手配、交通手段の確保等を行うことで、ポートセールスをサポートします。

SNSのコメントを活用したクルーズ旅客の観光ニーズの分析

クルーズ旅客の各港湾への評価を把握するためには、SNSのコメントや観光サイトのレイティングなどの情報を収集し、解析することが有効です。これらのデータを多言語対応でWEBスクレイピングし、AIによる自然言語処理技術を用いることで、詳細な分析が可能となります。例えば、SNSのコメントに対しては、コメント件数や共起数、固有名詞に対する形容詞などを分析することで、クルーズ旅客の観光ニーズを明らかにします。また、観光サイトのレイティングを用いることで、高評価コメントと低評価コメントの違いを分析し、観光地の魅力や問題点を把握することができます。これにより、具体的な改善策の検討が可能となります。

業務実績

  • クルーズ旅客の訪問地別消費額把握手法検討調査業務(国土交通省 国土技術政策総合研究所)
  • 我が国におけるクルーズ船寄港に伴う経済効果分析調査業務(国土交通省 国土技術政策総合研究所)
  • 博多港におけるクルーズ市場の動向調査業務委託(福岡県 福岡市 港湾局)
  • 環日本海クルーズ推進事業(環日本海クルーズ推進協議会)
  • ロンドン・クルーズセミナー開催業務(青森県 県土整備部)
  • クルーズ船誘致プロモーション事業(四国運輸局)
  • 経済波及効果アンケート調査業務(中部広域市町村圏事務組合) 等、多数実施

クルーズ業界の課題解決をサポートする3つのサービス

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